脱サラ40代社長のお仕事手帳

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地質調査からわかる広島に土砂災害が多い原因

2014年に広島でおきた土砂災害は記憶に新しいと思います。
この大規模な土砂災害は、2014年8月20日に発生したんですが、死者が77名、負傷者が44名もでるようなすごい災害でした。

しかし広島の土砂災害は、これだけでは終わらず、4年後の2018年にも土砂災害おきました。
こちらの土砂災害では、豪雨により広島市の安芸区,坂町などで土砂災害が発生し、広島県で死者は108名、全壊住家は1029棟にのぼりました。

広島はたった7年足らずの間に、2回もこのような大規模な土砂災害にみまわれているです。
なぜ広島は、こんなに土砂災害が起きやすいのか、気になったので調べてみました。

すると、地質の関係で土砂災害が多いことがわかったんですえね。
では広島の地質とはどういうものなんでしょうか?

広島の地質

広島は47都道府県の中で、11番の目に大きい県です。約8479平方キロメートルもあり、中国四国地方では最大の大きさを誇ります。
この広大な土地の広い範囲にあるのが、「マサ土」と呼ばれる土で、この土が土砂災害に大きく関係があるということがわかりました。

マサ土(真砂土)とは

マサ土とは、花崗岩(かこうがん)が風化してできた砂のことを指します。

マサ土はホームセンターなどで売られているので見かけたことがある人もいるかもしれません。
このマサ土というのは、価格が比較的安く、見栄えもよいので、園芸や庭に使われることが多い土なんですね。

しかしマサ土にも、欠点があります。
それは水分を含むと強度が低下するので、表面崩壊や土石流などが多く起こりやすくなるということです。

2014年と2018年の土砂災害のときも、豪雨が降りました。
その結果、マサ土に水分が含まれ、今回のような大規模な土砂災害が起きたというわけです。


いかがでしたか。
なぜ土砂災害が多いのかが、広島の地質調査の結果からわかったと思います。

この地質調査の結果があるなら、それを活用すれば土砂災害の対策は取りやすくなると思います。
ぜひ国や県が一体となって対策を講じて同じような土砂災害が起きないようになることを切に願います。