脱サラ40代社長のお仕事手帳

会社に残るか転職かと思ったら40歳から独立起業してしまったオヤジのお仕事メモ

インプラント治療が保険適応にならないのはなぜ?

歯のインプラントをしたことのある方は知っていると思いますが、インプラントはその治療や手術にかかる費用が原則保険適応外で、全額自己負担となります。医療を受けている点では同じですが、なぜ保険の範囲外になってしまうのでしょうか。

受ける治療が「保険診療」なら保険が適応される

まずは、健康保険について触れておきましょう。わたしたちが医療機関にかかるとき、その診療内容によって「保険診療」と「自由診療」の2種類に分かれます。
「保険診療」は、健康保険証を提示することでかかった医療費の一部の負担で済むようになっています。普段、風邪で病院に行くときと同じように、病気や怪我に対して回復を目指すための治療が対象になります。
「自由診療」になると公的医療保険制度(健康保険証)を使うことができず、その治療にかかる費用は全て自己負担(10割)になってしまいます。審美性が目的であるケース(インプラント、美容整形など)や先進医療などが該当します。

インプラントが保険適応にならない理由は?

インプラントは失った歯の箇所に人工歯を入れて再生する治療ではありますが、前項にも書いたように審美性を追求しているという意味合いも含まれているようです。
義歯やブリッジといった代替できる治療法がある(生活に支障のないレベルでの機能回復は十分に目指せる)ため、という理由もあります。また、インプラントの素材や治療にかなりのコストがかかること、処置などにも医師の専門的な技術が必要であることも挙げられています。
ただし、生まれつきの病気や事故が原因の場合には保険が適応される場合もあります。それぞれのケースによって異なるので、インプラント治療を受ける前に医師に確認しましょう。

インプラント治療を受けるときは医療費控除を活用しよう!

インプラントのように高額な医療費を全て自己負担するとなると、不安も大きいと思います。保険適応とならなくても、医療費控除を使えば費用負担を軽減することもできます。インプラント以外にも、自由診療を受ける場合には検討するとよいでしょう。