突然ですが、あなたは「話し方」が上手ですか?
あまり自信がないと答える人のほうが多いかと思います。
話し方が下手な人の特徴として、
- 話すことがまとめられず、つい長く説明してしまう
- 「結局なにを言いたかったのかわからない
という内容が挙げられます。
仕事でプレゼンをしたり、上司への報告など、ビジネス面では「話し方」の質が問われる場面が多いですよね。
そんなとき、話し方が下手な人にオススメの話し方があります。
それは、「結論」から話すことです。
結論から話すことで、プレゼンが劇的に変わることでしょう。
ここまで読むと、こんな疑問が浮かぶと思います。
- なぜ結論から話すのか?
- どうやって結論から話せばいいの?
その答えを、これから紹介していきます。
なぜ結論から話すのか?
結論からさきに話す理由は、「相手にとって最善」だからです。
聞く人の立場になって考えてみましょう。
あなたが上司だとします。
A案、B案、C案の3つのプランを実行して、どのプランが1番業績が良かったかを聞きたいとしましょう。
そのとき部下から、
「A案はこういう内容で、こんな不具合がありました。
B案は問題なく進みましたが、C案はトラブルが発生して、結果的にB案が1番良かったです。」
と報告されても、どこがポイントか分かりにくいですよね?
つぎに、同じ内容で結論から話してみます。
部下から、
「結果から言うとB案が一番良かったです。
理由は、他の2つは問題が発生しましたがB案だけはスムーズに進んだからです。」
と言われたら、こちらのほうが簡潔でわかりやすいですよね。
最初に結論を話してるので、相手も興味を持ってそのあとの内容に集中できます。
ポイントとしては、「相手の聞きたい順番」を先読みして興味を惹かせることです。
結論のない話し方は、オチのない世間話を延々と聞かされているようなものです。
たくさんの媒体は結論から始まる
わたしたちが普段見たり読んだりする媒体にも、結論から述べる方法が使われています。
おもな媒体は以下のとおりです。
- ブログ
- YouTube
- 広告
ブログで説明すると、上位表示(検索して1、2ページ目に表示されること)されるブログサイトはほとんどが結論からはじまっています。
なぜ結論からはじまるかというと、読者の離脱を防ぐためです。
ほとんどの読者は、知りたい情報がはじめのほうに提示されていないと、目当ての情報がないと判断してしまいます。
わかりやすい例を紹介すると、あなたがカレーを作りたい人だとします。
そのとき、玉ねぎが腐っているように感じたので「玉ねぎ 腐る 見分けかた」と検索します。
夕飯時なので、素早く調べてしまいたいはずです。
ここであなたが知りたいのは、
- 異臭がする。
- 汁が出ている。
といった結果だと思います。
ところが検索した記事の内容が、「玉ねぎが腐る原因は湿度が高いことや、直射日光があたって?」とさきに書いてあったら次の記事に離脱しますよね?
このことから人は、多くの媒体から結論を先に知りたいことがわかります。
まとめ
結論から話すことが、ビジネスにおいて有効であることを紹介してきました。
しかし、頭では理解できても実戦で使うには、普段から意識的に結果から話すことをしていかないといけません。
最初は違和感があると思いますが、慣れてくれば日常会話でも問題なく使えるようになるはずです。
話し下手だった人でも、プレゼンや上司への報告などに自信をもってのぞむことができるでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。